天野祐吉氏文化講演会 |
「ボランティアは究極のレジャーだ!」
〜ボランティアの魅力とこれからのあり方について〜 |
日付
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2001/10/13 (土) |
三田市民会館大ホール |
三田市教育委員会 三田市社会福祉協議会 |
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21世紀の初年にあたる今年は、国連が定めた「ボランティア国際年」ということで、
今年の文化講演会ではココラムニスト・童話作家 天野 祐吉さんを講師にお招きし、
ボランティアをテーマに、その魅力とこれからのあり方について語っていただきました。
タイトルは刺激的ですが、ボランティアのあり方について考えさせられ、
「よし、身近なところから何かやってみようかな」と動機づけられるお話でした。
とは言っても、ユーモアのセンス溢れる天野さんのこと、脱線と爆笑の連続で、あっと言う間のひとときでした。
その一部分でもお伝えできればと思います。
(ご参考)月刊ボランティア 97年7・8月号での天野さんのコメント
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「遊ぶ」が悪いことのように思われるようになったのはこの100年程度のことであり、
江戸時代の人々はあまり働きすぎなかった。
その頃からボランティアはあった。当時は「人助け」「お節介」と呼んだ。
お節介は決して悪いものではなく、人間はお節介しないと生きていけないもの。
時が経ち、地面をコンクリートで固めた結果、人の交流まで閉じこめてしまったように思えるが、
阪神淡路大震災をきっかけに再びボランティア活動が噴き出した。
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ボランティア活動が定着するための条件は、
(1) 時間、暇があること
(2) それが面白いこと
例えば「ありがとう」という声がうれしくて活動が続くこともある。
これに対して「お年寄りをお風呂に入れる」といった活動は「楽しい」と言えるものではなく、
ボランティアとしてはつらい。
『究極のレジャーだ』は、NHK「週間ボランティア」の中で言ったもの。
その番組の中で、仕事一筋で生きてきたサラリーマンが定年を迎え、それまでやってみたいと思っていた手品を練習して、老人ホームを慰問するくらいまでになった、という話があった。
いきいきと楽しい、これぞ最高のボランティアであり、最高のレジャーであると思う。
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日本国民の多くは「金持ち暇なし」。(江戸時代は「金なし暇あり」。)
これからの日本は否応なしに新しい「金なし暇あり」にならざるをえず、「金より余裕」に移りつつある。モノでなくコトにお金を使う時代であり、これにより個人消費が伸びて経済再生を図ることができる。
ボランティアが成立する条件である「暇あり」が整いつつある。
日本はボランティア大国に成りうる。
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